安芸市の観光名所って、岩崎弥太郎の生家とか伊尾木洞などがありますが、たまたま立ち寄った
- 野良時計
- 安芸城跡
- 土居廓中
が、まるで時代劇のような街並みで散策するだけでも楽しめました。
若者向けではないですが、歴史が好きな人なら楽しめるはず。安芸に立ち寄った際の観光にどうぞ。
調べてみると、龍馬伝や功名が辻の舞台にもなっていました!
夏場にはヒマワリがキレイに咲き誇りますよ!
今回巡ってきた野良時計や土居廓中・安芸城跡の周辺を解説していきます。
安芸市の観光名所である野良時計
安芸市にある野良時計。無料駐車場があるのでそちらに車を停め、ここから徒歩1分ほどで野良時計に着きます。高知市内からだと車で約1時間ほどの距離。
周囲には田畑が広がっていて田舎のおばあちゃん家に来たみたいな気分になります。
今でこそ各家庭に必ず時計がありますが、当時(明治)はそんなわけもなく。
当時の地主であった「畠中源馬」がわざわざアメリカから時計を取り寄せ、自分で分解しながら仕組みを学び作ったのがこの「野良時計」です。
これを自分で作り上げたというんだから驚き。ここには茶屋もあったのですが、残念ながら店主の方のご都合により閉店されてました。
周囲のお花がきれいに整備されていて、夏にはヒマワリが咲き誇ります。
ちゃんと時計として動いていたそうですが、現在は止まってました。
残念ながら個人のお家なので中には入れませんが、ここの歴史的背景を知ったうえで眺めると感慨深いものがありますね。
「ノンちゃんの夢」というNHKの朝ドラの舞台としても有名になってます。かなり昔のことなので覚えている方はいるんでしょうか…?私は聞いたことがある程度です…。
この近くにある用水路にはメダカもいます。
授業の一環なのか、小学校の子どもたちがここで採集してましたね。
最近メダカを用水路で見ることすら少なくなってきてます。スーパーとかで販売されているくらいだから、「身近な自然にメダカがいる」って今では当たり前じゃなくなってきてるのかな。
土井廓中で武家屋敷の中を観光
安芸市といえば、「鯉のぼり」「春よこい」「叱られて」などで有名な弘田龍太郎さんの出身地でもあるので、こういった著名人の石碑も随所にあります。
野良時計から北へ歩けば土居廓中(武家屋敷などの情緒あふれる街並み)が広がっており、歴史好きにはたまらない光景が広がっています!
個人のお家も綺麗な外観で「ホントに個人の家なの?」と思ってしまうほど。
この一帯の家々もしっかり整備されているので、町全体が観光地化しているという印象をうけました。散策するだけでも気持ちが良いですね。
ここの町中には実際に中へ入れる武家屋敷があります。
こちらは野村家の武家屋敷。時間内であれば無料で中を見学できます。案内される方はいませんが自由に見て回れますね。(自由とは言ってもルールは守りましょう!)
上流の家臣であったとされる野村家の武家屋敷。実際に中へ入ってみると…
1830年に建築されたといわれてるようですが保存状態もよく、当時の生活感が溢れています。
その歴史の長さから「床が抜けたりしないんだろうか?」と心配しつつ中へ入ってみると、かなり綺麗な状態で残されており、今からでも十分暮らせるレベルです。
中には槍なども展示されてます。まるで大河ドラマで見るような景観ですが、190年前にはホントにここで人が暮らしてたんだよね…。
炊事場もかなり古くなってますが、当時の生活感に浸るには最高の場所。まるで歴史の教科書の中に迷い込んだかのよう。これだけ価値のある建物を無料で見学できるのは嬉しいですね。
子供と一緒に行けば、学習意欲が湧き出てくるかも…!?
安芸城跡を散策
こちらは安芸城についての説明。ざっくり説明しておくと
1308年に初めて築城。安芸氏によって統治されていたが、長宗我元親に敗れた後は五藤氏によって統治された。現在建物は残っておらず「跡」のみ。
標識に従って町を散策すれば、安芸城跡に着きました。跡なので現物は残ってませんが、この中には書道美術館や民俗資料館が入っています。
4台分ですが駐車場もあります。ただここに来るまでの道が狭いので、運転される際には気をつけてくださいね。
周囲は綺麗に整備されてました。お堀には鯉がたくさんいて近づいてみると、エサを求めて口をパクパクさせながら寄ってきます。
こちらは安芸城跡の入り口。
中には資料館(有料)などがありますが、お城自体が残っていないので観光地としてはちょっと弱いかもしれません。
一応お城跡地に登ることができますが、獣道を登っても特に何かがあるわけではありませんでした…。木々が遮っているので景色も良く見えず。
子ども連れのお母さんとすれ違いましたが、ほかにはお客さんはいなかったのでゆっくり散策はできますね。
安芸城跡は津波の避難用高台になってるので、万が一大きな揺れを感じたらここに避難しましょう!
使われてはいないようですが、井戸から水をくみ上げるポンプもありました。こういう味のある街並みはいつまでも見ていたいですね!
こちらは散策マップです。行かれる際には参考にどうぞ。
子供が楽しめる観光場所ではないので、どちらかというと高齢の方が多いように思いました。
でも歴史好きにはたまらない街並みなので、高知県東部へ行かれる際にはぜひ足を運んでみてくださいね。