高知の観光といえば桂浜やひろめ市場・四万十川や室戸岬を連想される方も多いと思いますが、レトロな雰囲気で海の幸を味わえて・太平洋も望める久礼大正町市場をご存じでしょうか?
GWや夏休みなど、長期休暇には大混雑!?高知の新たな観光名所を紹介です!
久礼大正町市場とは
高知市内からだと車で約50分。土佐久礼駅からは徒歩5分ほどの場所にある「久礼大正町市場」。
元々久礼は400年以上も続くカツオの1本釣り漁で有名な場所だったんですが、近年テレビやTwitterなどのSNSでも取り上げられ観光地としても有名になってきました。
明治時代の中ごろ、漁師のおかみさんが夫や子供が取ってきた魚を売り始めたのがきっかけで一帯が繁盛し始めた。元々は「地蔵町」という名称だったが大正4年に大火に見舞われ230戸が焼失。そんな時に大正天皇より復興費が届けられ、これに感激した当時の町民らが「地蔵町」という名前を改め現在の「大正町」になった。
決して大きくはない市場街ですが、新鮮なお魚や人情味あふれる町民の人柄など、現代では薄れつつある古き良き時代の懐かしさが人気の理由!
その理由をもう少し詳しく見ていきましょう。
久礼大正町市場が人気な理由
なんといってもその魅力は新鮮な魚!
このアーケード内には山本鮮魚店・田中鮮魚店などのお店が並び、カツオやウツボなど高知ならではの鮮魚をお刺身や丼にして食べることができます!
中でも田中鮮魚店ではカツオのたたき体験(要予約)もでき、ここで買った魚は向かい側の漁師小屋というお店で調理してもらえます。
もちろん購入して持って帰ったり配送することも可能。その場で買って捌いて食べる…なんて贅沢で幸せすぎ!
他にもかき氷の美味しい西村菓子店・令和元年6月末オープンのカツオ100%のバーガー「なかとさバーガー」など飲食店があり、食べ歩きには最適!
町民の方々がこの一帯を盛り上げようという気持ちが強いため、少々不便な場所にあっても観光客が絶えないワケですね。
ちなみにお店で買ったものを飲食したり休憩もできるスペース「ぜよぴあ」もあり、ここは自由に使用できます。
観光案内パンフレットやトイレもある便利な施設です。ただ土日やGWなど観光客が多い時期は混雑して満席になることもあります。
観光地に自由に使える施設があるのは助かるね。夏場はとにかく暑いからここで涼んでもよさそう。
オススメはやました商店のカツオベーグル
いろいろオススメはあるのですが、中でもやました商店のカツオベーグルをオススメ!
中土佐のお土産なども販売されていますが、ベーグル・手作りのドリンクもあります。
京都にある人気ベーグル店「Browny Bread Bagels」(ブラウニーブレッド&ベーグルズ)のベーグル。1個200~250円で販売されてます。ベーグル自体はやました商店の手作りではありませんが、カツオベーグルなどはその場で作ったものをトーストしてもらえます。種類はチョコ・クリームチーズなど。
注文してからトーストで焼き上げてくれるので待つこと3分。
カツオ・オニオンスライス・チーズなどが乗ったベーグル。マヨネーズのコクとカリカリのベーグルが癖になります。一度は食べてみてほしい!
お持ち帰りでもう1つベーグルを購入。
中はあんこと求肥が入っていて、きなこがまぶしてあります。レンジで温めると中の求肥が伸びて美味しいです!
お店のおばあちゃんが優しくて、ほんわかした雰囲気で和みました。
西村甘泉堂(西村菓子店)のかき氷もおすすめなので食べてみてください。
久礼大正町市場の展望台
久礼大正町市場から徒歩1分ほどの距離にはふるさと海岸があり、太平洋を眺めることもできます!
そしてここには、県外の人には馴染みがないであろう展望台が…!
実際は展望台ではなく、津波避難タワーなのですが…。ここは常時開放されていて上に登ることができ、そこから眺める太平洋が絶景!
津波避難タワーなのでちゃんと食料なども備蓄されているようでした。観光中に万が一大地震が起きれば、焦らずここへ避難しましょう。
高さ20m以上もあるので、ここから眺める景色はキレイですよ!晴れた日にはアメリカが見える!?なんてことはないですが、観光施設としての役割はもちろん町民の命の砦でもあります。なので綺麗に使用しましょうね。
なかなか距離があるのでアクセスは大変ですが、高知観光ならぜひ立ち寄ってほしい場所なのでした。
駐車場やアクセス面については、久礼大正町市場のホームページに詳細があるのでそちらをどうぞ。土日祝日は町役場・保育所などの駐車場が無料開放されてます。
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