スマホのマイク・テキスト入力からでも日本語⇒英語・英語⇒日本語に訳せる翻訳アプリ「Say Hi」を使ってどこまで正確に翻訳できるのかを検証してみました。
英語は全くダメなんだけど、仕事で英語を使う機会があるから手軽に翻訳できるアプリがあればいいんだけどなぁ。
旅行や仕事をするうえでも英語を使う機会が非常に増えてきましたよね。だけど英語は全く話せない…
そんな人は翻訳アプリを使ってみましょう!
訳はおおむね正しいものが表示されますが使い方次第で正確さに誤差が生じるので、精度を上げるためのポイントや使う際の注意点についても解説していきます!
翻訳アプリ「Say Hi」の使い方
SayHi 翻訳
SayHi無料posted withアプリーチ
SayHiはiPhone・Androidどちらでも活用できる無料翻訳アプリですが、日本語や英語以外にも対応言語が非常に多く用途も多様なのでスマホに1つ入れておくとかなり便利ですね。
- テキスト(文字)入力
- 音声入力
どちらにも対応していて、訳した言葉を音声付で再生してくれるので、自分が話せなくても代わりにアプリが言語を喋ってくれます。かなり便利な時代になりましたよね。
その使い方も超がつくほど簡単です。
インストールしたら母国語を選択する
まずアプリをダウンロード後に起動したら、上記の画面が表示されるので自分の母国語を選択しましょう。このサイトを見てくれている人のほとんどは日本語がメインだと思いますので、「日本語」を選択します。
言語は後でも変更可能ですよ!
上記画面をスクロールしていくと、私の場合はすでに日本語にチェックが入っていたのでそのまま次に進みます。おそらく日本語でスマホを使っているなら最初から日本語が選択されているはずです。
ご覧のように選択できる言語が大量にあるので、旅行先や相手によって臨機応変に変更できるのも1つのメリットではありますね。
音声入力を許可してマイクをオンにする
次は音声入力を許可します。音声による入力をするにはスマホのマイクへのアクセスが必要になるので、「マイクを使う」ボタンを押してアプリがマイクへのアクセスができるように許可をしてあげましょう。
以上で終了です!30秒もあればバッチリ準備できますね。
翻訳をする
準備が終わればこの画面になるので、マイクボタンを押して実際に声で入力するか文章を打ち込んで翻訳すればOKです。
マイクボタンが二つありますが、
それぞれ上記のように使います。1回タッチするorボタン長押しで操作可能なんですが、
- タッチで音声入力
- 長押しでテキスト入力
というように使い方が分けられているので知っておくと便利ですよ。
これは初期の場合です。プルタブを押せば自分が使いやすいように言語や設定を変更できます。
試しに「明日の天気は雨みたいですよ」と音声入力をしてみると以下のようになり、
- 「明日の天気は雨みたいですよ」を押すと日本語で再生される
- 「The weather~…」を押すと英語で再生してくれる
というように何度でも再生してくれるので使い勝手も良いですね。
音声の再生設定を調節する
もし音声の再生スピードを速くしたり遅くしたりと調整したい場合は、読み上げ速度も調節可能です。また「男性」「女性」のどちらの音声も選べるので自分が好きな方を選択することもできます。
自分が音声入力をする際に自動で録音を停止するかどうかなども設定可能なので、このあたりは自分の好みで設定してみましょう。
使い方に関する説明は以上になります。お次は翻訳の精度を試してみましょう!
実際に翻訳して正確さを検証してみた
では実際に翻訳機能を使ってどこまで正確に訳してくれるのか検証してみましょう!
音声入力・テキスト入力のどちらも試してみました!せっかくなので、私が住んでいる四国に関する例文を使って実験していきます!
短文の音声入力は精度が高い
ではボタンを押して簡単な日本語を英語に訳してみましょう。
愛媛県はみかんが有名です
と試しに発音してみると…
日本語も間違うことなく聴き取ってくれて、英訳に関しても特に問題なく訳してくれていますね。これはなかなか期待できそうです!
続いては高知県に関する話題を訳してもらいましょう。
高知県といえばカツオと坂本龍馬ですね
とマイクに向かって喋ると…
こちらも日本語をしっかり聴き取ったうえで英訳してくれていますね。カツオは他にも「skipjack tuna」と言ったりもしますが、何度やっても「bonito」と表現されるので、1つの単語につき1表現で登録されているようです。
にしても坂本龍馬は日本語表記も正確に登録されているので、ワールドワイドな人物については問題なく表記されるみたいですね。短文については割と正確に訳してくれるようです。
長文の音声入力の場合は精度がやや落ちる
次は少し長めの文章に挑戦してみました。
香川県といえばうどんが有名ですが、私はまだ食べたことないんですよね。あなたは食べたことありますか?
(あくまでも検証!ええやん四国はうどん食べたことありますからね!)
長文になると「。」などの句読点や「?」などはさすがに表記されませんでした。「あなたは」と発音しましたが「あなたを」と文法が少しおかしくなっていますね。その他は問題なく訳せていますが長文になると少し精度も落ちる傾向にあるのかもしれません。
さらにもう1つ長文を試してみましょう。
私は徳島県に住んでいたことがありますが、あなたは徳島県に行ったことがありますか?
漢字で「徳島」カタカナで「トクシマ」と表記は安定しませんが、英訳・日本語のどちらも意味が通じるようになりました。ただ文章の途切れなどはやはり認識してくれないようですね。
長文でも正しい文法で発音すればしっかり認識して英訳もしてくれる可能性が高い!ということは言えると思います。
数字は対応している
「いち」たす「に」たす「さん」たす「よん」たす「ご」
という足し算を発音しても認識してくれるのか、また
いちにーさんしーご
と数字も聴き取ってくれるのか検証してみると、
上記のようにしっかり認識してくれました!英訳でも「ワン、トゥー、スリー…」と発音してくれますね。これはなかなか優秀です!ただ稀に「一兄345」と認識してくれない場合もあったので、滑舌やマイクとの距離によっても結果が左右されそうです。
人名は認識してくれない可能性もある
坂本龍馬は認識してくれたので、その他の偉人の名前
- 勝海舟
- 西郷隆盛
- 板垣退助
- 伊藤博文
も訳してみました。パッと思いついたものを列挙したので偏りはありますが、検証してみると以下のような結果に。
- 勝海舟⇒かつ回収×
- 西郷隆盛◎
- 板垣退助⇒板垣泰介×
- 伊藤博文◎
2勝2敗でした。勝海舟については「かつ回収」と名前ですらありません。笑
西郷さんや伊藤さんに関しては認識されていますが、板垣退助は良くわからない別名になってました。偉人の名前については精度にばらつきがありますね。
テキスト入力と音声入力の精度の差
お次はテキスト入力と音声入力の精度を比較して検証してみました。
高知県にドンキホーテはいつ出店するんだろうね?早くできてほしいなぁ。
と音声入力&テキスト入力で検証してみました!下記画像の↑が音声、↓がテキスト入力した結果です。
ここにきて精度が落ちましたね。私は激安の殿堂「ドンキホーテ」のことを言ったつもりなんですが、アプリの中では小説内の人物「ドン・キホーテ」と混同しているようです。日本語にしてみれば違和感ないですが、英訳で見ると「早くできてほしいなぁ」の部分がお店ではなく、ドンキホーテという人物名をもとに文章が訳されています。
最後にもう1つだけ検証してみましょう。
愛媛県って日本のどこにあるの?私まだ行ったことないんだけど。
という四国に足を踏み入れたことのない人がよく口にする言葉を、音声&テキストで入力してみました。
音声入力の英訳では「愛媛県って日本のどこ」の部分が無視されていますが、テキスト入力の場合はしっかりと意味が通るように英訳されていますね。
音声では「?」や文章の途切れ目を認識してくれないため、テキスト入力のほうが精度が高いのは間違いありません。
Say Hiを使用する際の注意点
上記の検証結果から実際に使用する際の注意点をまとめてみると、
ということがわかりました。また音声入力の場合は読み上げる速度や滑舌によっても結果が変わってくるので、
- ゆっくり
- ハッキリ
- 大きな声
で発声すればより精度も高くなりますね。
音声入力の方が早くて手間がかからないので便利ですが、正確に訳したいならテキスト入力がおすすめです。
まとめ:翻訳アプリSay Hi
口語ではなく、教科書に載っているような正しい文法で入力すると英訳の精度もかなり上がります。例えば
今日は暑かったからプールへ行ってきたけどめっちゃ楽しかったわ!
ではなくて
今日は暑かったのでプールへ行ってきました。とても楽しかったです。
というような現実世界だと「お堅い」印象を与える文章のほうが機械にとっては訳しやすい、ということですね。
無料アプリなのでここまで使えれば文句はないですね。実際に使う際には上記のことを意識して翻訳してみてください!